衆議院選挙も間近に迫ってきたが、一体どの党にすればいいんだろうか、と思う。新聞の社説を見ても、全ての党の良い面・悪い面が提示されているけど。まあ何もかも良い面、なんて政党がある訳ないんだけど。しかし、当然なのかどうか、どう考えても朝日新聞民主党寄り、産経新聞自民党寄りだな。あからさま過ぎる。

解散のきっかけが「郵政民営化法案」だった以上、郵政民営化という面でどの党を支持するかを決めるか、はたまた郵政民営化案なんて別に大して重要な政策でもない、それよりも年金や社会保障や外交などの政策面で重視すべきなのか、全く見当がつかない。識者の意見を見てもまちまちだし、実際どれを基準にすべきなのか。仮に自民と公明で過半数を獲っても、否決したのが「参議院」だったんだから、意味無いんじゃないか、ってのもまた一理あることだし。ところで、郵政民営化に関しては、珍しくどの新聞も「基本的に民営化には賛成」と統一されてるな。確かに、いつまでも国が国民の財産を預かって、それを独立行政法人が悪用しているのは許せないが。一番良いのは「郵便事業」を国営のまま、「簡保」と「預金」を民営化、なんだろうけどな。メールが増えて郵便が減るだろうけど、その分「ゆうパック」はネットで通販とかが増えると需要が伸びそうだ。IT社会化して、この点はプラスとマイナスどっちだろ。

しかしまあ、自民か民主か、って時に、こんな時に選べる「第3の党」が無いのが二大政党制の困った面だな。社民党共産党は完全無視か。ま、どの社説もほぼ無視してるけど。

新聞の識者コラムとか読むと、社会学者と教育学者と経済学者と、みな立場の違いが出ててそれはちょっと面白い。みんな自分の専門分野から意見してるけど、それはそれで傲慢な気もする。それだけでもないだろうに。

どうでもいい余談だけど、共産党の志井委員長は、あんなに「大企業優遇措置に反対」と言っているけど、あんな「生真面目」だけが取り柄で生きてきて、偉くなっちゃった人が、どう考えても海千山千の大企業の偉いさん相手に政治交渉なんて出来るわけないと思うんだけど。まさに、志井「委員長」だな。この「委員長」って、小学校の学級「委員長」とほぼ同じ意味だな。