来年度から、私の住む市に私立中学が2校誕生するらしい。今まで、県内に2校しかなかったのが、突然である。

都会に住む人からすれば、私立中学に入学する事など当たり前なんだろうけど、私の住む県では珍しい。私の住む県には、私立中学2校と、国立大学の付属中学の1校しかない。他の地域を見ても、これだけ少ないのは珍しい様だ。今まで、他県の私立中学を受けて合格したけど、寮生活が嫌で普通の公立を選んでいたケースも多いらしいので、希望者は多いんだろう。

しかし、そんなに子供を私立に行かせたいのか。無駄に授業料かかるのに。まあ少子化が進んでるから、一人にかけるお金も多くなってるんだろうが。と言うか、そもそも私立の高校側が新たに創設らしいが、少子化を控えて新たな収入源、って事か、塾側にとってもな。お互いの思惑一致、って感じだ。ガキ・ビジネスって盛んだよな。

学力のみならず、芸術などにも力を入れる、とか。まあ良いんだけどさ。学力とか芸術とか勿論大切だけど、もっと大切な事もあると思うが。「世の中、色んな人間がいる」という事を知る、事が。周りがお上品な人間ばかり集まっちゃって、価値観狭まらないか。ゆとり教育に異論を唱える中山文部科学大臣とか、経歴見たら「いかにも」な優秀な経歴だけど、それが価値観を狭めてるような。だから「学力だけが全て」な価値観になっちゃってる様な。私が中学の時なんか、同級生で、高校の陸上部で県大会上位入賞し、東大にもストレートで合格する様な、少女漫画の主人公の様な何でも出来るやつもいれば、高校を3ヶ月で中退して行方知らず、父親もフリーターの走りだった、みたいな奴とかいて、「世の中色んな人間がいるんだな」と勉強になったんだが。

まあおかしいと言えばおかしかったが。修学旅行のときに、ホテルの部屋で全裸で走り回って先生に怒られた奴とかいたしな。あまりにもくだらな過ぎたけど。でも笑ったが。どっちだよ。