この間の日経新聞の一面コラム「春秋」で、ブログに付いて触れていた。曰く

調べ物で検索すると個人サイトが大量に引っかかる。「さっき出張から戻った」とか「村上龍の新作を読んだ」とか、たわいない内容にがっかりすることも多い。名前や素性は明かさないが、それでもボクやワタシの話を聞いてほしい自称評論家やタレントがパソコン画面の向こう側にひしめいている。

有名になりたいのか。自分に酔っているのか。書き込みに精を出す40代の男性に聞くと答えは意外だった。「誰も読んでくれなくていい」。何者かが自分を見ているという状態をつくり出す。そこで体験や思いを言葉にすれば自らを律することができ、仕事や生活に励みも生まれるという。

と(多少編集)。ちょっと耳の痛い話ではあるが、中々否定は出来ない。

こっちはたわいない事を書いてることが多いが、本編の方は「自称評論家」と言われるとそうかもしれない。確実にナンシー関西条昇の模倣をして遠く及ばないだけだけど。まあでも、タレントのでも眞鍋かをりのみたいに日記形式でも面白いのだってあると思うが。そこいらのエッセイストのよりよっぽど。

でまあ言いたい事は、偉そうな事書いてるけど、じゃあ新聞のコラムやエッセイや果ては読者投稿欄はどうなる、と。確かに読み応えあるのもあるが、結構酷いのも多いけど。とても客観的な論議とは思えないのとか、無茶苦茶な意見とか。特に地方新聞だと夕刊のコラムで読み応えあるのとか滅多にないんだが。

まあだから、個人サイト、特にブログなんて「読者投稿欄」くらいの感覚で捕らえといたら良いんじゃねーの?と。ブログを否定する事は読者投稿欄を否定する事と結構似てる気がするんだが。無知な大衆の他愛もない意見、って。どうせおまいら有識者達はそう思ってんだろーが。別にキレる必要ないんだけど。



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個人的な余談。トラックバックでみたら、キーワードで「保健所」や「保健師」で来る人とか、検索で「保健所 保健師 仕事」とかで来る人がいる。目的は皆目見当がつかないが、例えばこれからその道を目指そうと思ってて、その下調べの為とかでネットを使ってる人とかいたら、それはちょっと申し訳ない気持ちでいっぱいにはなる。保健福祉に関して何の知識もなくただダラダラ文章かいてるだけのブログで、調べてる人の時間を無駄に費やしてしまってる気がしてねえ。