生活がテレビなんていうマスもいい所なメディア中心なのに、どうも世間とのズレを感じる事がある。いやまあ、ほとんど家から出ないし飲み会とかも全く行かないし友達付き合いも全く無いという時点でかなり世間とずれちゃいるけど。

街中で、若い女性が「キ○○イ」という言葉を連呼しているのを聞いたんである。おそらく「度を過ごすほど、一つの事に熱中している人」の意味で使ってたんだろうが。ご存知の人も多いだろうが、この言葉は差別用語放送禁止用語として扱われてる訳である。いつの頃からかは知らないが。今引いた、高校時代に使ってた辞書にも特に「差別用語」という表記は無かった。割と最近の事なんだろう。若い人だから違和感を覚えた、のは年配の方なら知らなくても若い人は知っているもんだと思っていたから。覚えているところでは、2,3年前の27時間テレビの生放送中に中居正弘が明石家さんまに対しこれを使い謝罪のテロップが出たり、あと千葉すずがマスコミのメダル熱望報道に言及し、「日本人はメダルキ○○イ」と発言し問題になった事とか。中居の方は熱中している人、の意味だったが千葉すずの方は差別用語の方で使っていたので問題か。でも、中居もタレントなら放送禁止用語くらい知っとくべきだが。

はてなのキーワードにもあったんでちょっと見てみたら、何の躊躇も無く使っている人もいたんで、おそらく放送禁止用語差別用語とは知らない人が多いのではないかと思う。テレビで謝罪のテロップが出ても、おそらく何で謝罪してるのか分からないんだろう。本人に悪気が無い、差別用語とは知らないなら仕方ないとは思うけど、結構知られてないんだなあとは思った。多分精神障害者とかそういう関係の問題だろうけど。「痴呆」という言葉も差別用語だ、みたいな運動も最近あるし。その内放送禁止用語になるかもしれないが。

確かに、メディアにおける差別用語とか知る機会が中々無いとは思う。自分もこれを知ったのは「日記猿人」ばうわうさんのサイトで見たからだし。こういうのを知る機会をもっとメディアは作るべきだ。どうでもいいけど、「巨乳」が差別用語で「豊乳」はOKという倫理観がよく分からん。

ところで本題。もうテレビで「イッキ飲み」は禁止になってから久しい訳である。なのに、以前地方の番組で悪乗りして「イッキ、イッキ」とか中継先の女性に強要して後で謝罪してるのを見たりして嫌な気分になったりした事もあったけど。でも、4年くらい前に高校の同窓会で飲み会に行ったら、その居酒屋でイッキ飲みを強要しているグループがいたんである。しかも私たちより年上の。未だに大学の歓迎コンパでイッキ飲みを強要して死亡にいたるケースとかあるらしい。これだけメディアで規制しようが、危険性を訴えようが。大学生にもなって、生命の危険を冒すことが面白いとか言う低劣極まりない事で面白いと思っている芸の無さにも腹が立つが、所詮メディアの影響力なんてこの程度のもんだとは思ったり。要は人のモラルの問題。