年末に起きた、秋田の脱線事故の件で。事故の2日後に、県知事が年末年始の海外旅行に行ったのが問題になってるとか。「不謹慎だ」とか、って。

もう、本当に意味が分からん。県知事が海外に行ったから何?行かなかったら犠牲者が減ったのか?責任があるとしたら、ほぼ100%JRだろう。そもそも、事故が無かったら海外に行った事さえ知らなかっただろうに。また、仮に取りやめたら県知事を祭り上げるのか?

最近、こういう事故が起きるたびに、どこかに怒りをぶつける手法があまりに多すぎる。去年の県の台風被害の時と言い。その時も書いたけどさ。とりあえず「何か八つ当たり出来る物」を捜してるよな。完全に、事件・事故の本質とはかけ離れるのに。

そうかと思えば、5人の小学生が亡くなった火災、その児童達の送ったメール内容やら年賀状やらを勝手に公開。普通に考えて、友達に送ったメールや年賀状の内容を勝手に公開されるなんて、完全にプライバシーの侵害だろう。「報道の自由」で済まされる問題じゃない。政治家などの権力者に対する「報道の自由」と、完全にごちゃ混ぜにしてる。

こんな姿勢だから、人権擁護法案とか出されるんだっつの。やたら「自浄作用」だのなんだの強調してるけど、完全に無いだろ。もう分からん、世間のスタンスが。