地元のJ1チームが、3月以来メインスポンサーが居ないというニュースがあった。県から2億円も借りたくらいだし。結局、大手パチスロメーカーのマルハンに納まった訳だが。

しかし、どうにも疑問が残る。どうして、初めから頼まなかったのか、と。単純に収益から考えても、スポンサーを頼みに行けそうな感じだし、新聞の記事を読むと、割とすんなり決まったような感じだし。ま、平たく言うと「パチスロ会社“なんぞ”にスポンサーを頼めない」という事情があったんだろうが。やっぱり、スポーツ=健全、が売りなのに、そのメインスポンサーにパチスロ会社、というのは嫌だったんだろう。決まったのは「背に腹替えられぬ」くらいの事だったのではないか。

一応「スポーツは青少年の健全育成のため」という(てんで嘘の)お題目がある以上、パチスロメーカーや消費者金融は避けたい所だろう、と思う。企業にとっては、会社のイメージアップのための宣伝広告費的な意味合いもあるけど、特にダークなイメージの強い消費者金融パチスロ(公営だけど賭博)にとっては、イメージアップ活動は大事だろうし。来年から廃止されるけど、長者番付にパチスロ会社や消費者金融の社長が載るような時代だしな。そういう時代か、今。

それにしても、地方の深夜番組のCMを見てると、本当にパチスロ会社のCMが多い。地方産業で盛り上がってるのがそれ位しかない、という現実か。パチスロくらいしか娯楽が無い地方の現状、とも言える。ま、私は一回もしたことないし、恐らく一生行く事も無いが。楽しいのか、あれ。本当に何が楽しいのか分からん。ゲーセンでパチンコやスロットした事あるけど、そんなに楽しいとはなあ。確率論的には、圧倒的に儲からない訳だし。だったら、同じゲームでもテレビゲームに費やした方がよっぽど有意義だと思うが。

子供はゲームばかりして良くない、と言われる昨今だが、大人もパチスロにバカみたいに夢中になってるんだしな。どっちもどっち。今の時代、テレビゲームの方がよっぽど作品性が強いと思うが。