重い保健所ネタ、3つの内1つを。これもほとんど保健所と関係無い気がするけど。自分の話中心。

よく職員の人が「訪問に行ってきまーす」と係長に告げてどこかへ行くことがあった。最初は何の事かさっぱり分からなかったけど、どうやら、それぞれの係が担当する事業に関する事で、皆それぞれ担当地区があり、その地区に住む住民の家に訪問していたらしい。で、健康相談なり健康指導なりをしていたようだ。本当に、実際に行った事無くて皆目見当がつかないので「らしい」って事にしておいて欲しい。まあでも保健所に貼ってあったポスターに「地区担当保健師が訪問に参ります!」みたいなのがあったから多分そうだと思うんだけど。

と言う訳で本題へ。健康指導はともかくとして、「健康相談」というのが引っ掛かった。これは完全に私の個人的な話である。

元々小さい時から皮膚病持ちで、大学時代に特に手の症状が悪化してしまい、ちょっと人前に出られないくらい悪化したことがあった。その時行った街の病院ってのもまたタチ悪くて、強い薬は使わない、民間療法的な物を押し付けるから一向に良くならず、で大学卒業して医大(現・医学部付属病院)に2週間ちょっと入院したらかなり症状は良くなった。一時的なら強い薬使っても問題無い、とか医大の先生は言ってたけど、それが本当かどうかは分からない。ひょっとしたら寿命縮めてるかも知れないし。よくこの強い薬の話は週刊誌なんかでも取り上げられてるし。

で、その入院時、看護師と医師(研修医)がそれぞれ1名ずつ担当で付いていた。特に手術する訳でもないし、ただ朝晩薬塗って、手だけガーゼして安静にしておくだけだから別に急に発作起こす訳でもないから研修医の人だったんだろう。20代中盤くらいの女性だったが。まあ医大卒業したんなら最短で24歳だし。訊かなかったんで分からんが。

その入院時、入院してから1週間くらいした時に、私の担当の看護師の女性(これまた20代中盤くらい、だったと思う)が部屋にやってきた。何の用かと思ったら「これからどうその病気と向き合っていくの?」と急に質問された。んな事急に言われても。それも「完治することは無いから気長に付き合っていくしかない」とか入院する時に、その研修医の上司の助教授に言われたりしてて、どう向き合うも何も無いと思うんだが。眼鏡みたいなもんか。「あまり深く考えずに・・・」としか答えられなかったし、実際そうするしかないと思うんだが。深く思いつめたら「あー死にてー」としか考えないし。かなりの根暗だぞ、私は。

それで、「ストレスを溜めるのが良くないから、何か発散法とかあるの?」とか訊かれても、なるべく病気の事考えないようにしたいから、こうやって真顔で訊かれる事自体がかなりのストレスなんですけど、と言おうと思ったり思わなかったり。そんなに真顔で訊かれても。「テレビ観たりラジオ聴いたり本や雑誌を読む事が楽しい」と答えたら、案の定友達とかと遊んだ方が良い、と言われたし。高校の時の友達みんな東京に行ってて居ないしなー、とか思いつつ。その時はもうサイトやってたけど、その事には触れず。そのときに、女性は友達とお喋りしたり遊ぶのがストレス発散なのか、と思ったり。

「友達に相談したりしないの?」とかも言われたんだけど、でもどうなんだろう。相談して病気が治るならともかく、そんな事有り得ないのに。そんな事相談される友達の方にむしろストレスがかかるし、相談する私自身も相手にストレスがかかる事がストレスになるし。考えたら、昔から友達と真剣に相談とかした事ないな。ひたすらバカな事しか話しないな。真剣に相談されたってつまらないっしょ?

それ以前に、その看護師の人も他の仕事が山ほどあるだろうに、わざわざ私の健康相談なんかに来なくてもいいのに、とそれがストレスになって。看護師のこととか全然分からないけど、入院病棟だから忙しい事くらい知ってるから(なんかそういうのよくドラマの話になったりするし)、こんなどうでもいい事に時間を割かなくても、と。その人も多分相談するのが義務だったろうから来たんだろうな、というのが見え見えだったし。まあ後から考えれば、入院患者のカルテとか作らないといけないんだろうから、その相談の件も書かないといけないんだろうから悪い事した気もするが。嘘でも適当な事言っとけば良かったか。アレじゃ書くことも無いだろうに。ちょっと反省。

そもそも根本的な疑問なのが、本当に心から心配しているのだろうか、と言うのがある。TVタックル辺りで見たけど、看護師の人たちが陰では入院患者の悪口を言い合ってたりするらしいし。看護師も所詮は人の子、女性の集まりである。ひとたび女性の集まりがあれば、そこには他人の悪口が必ず存在する物である。その看護師の人が、悪口言う派なのか真面目に心配する人なのかは分からないけど。でもどっちにしたって、悪口言う派なら後で笑い者になるのを避けて正解だろうし、真面目な人だったとしても、真剣に相談してその人に自分の心の闇を負わせる必要なんかないと思うし。真面目な人なら尚更。

保健所時代も、課の人みんな保健師だからか手の事を異常に心配された。当初は「やたら心配されるなあ、特に病気のこと話した事無いのに」とか思ってたんだけど、よくよく考えればみんな保健師で医療知識豊富だからそれでか、と。11月に入って3月頃やっと気付いた。遅すぎ。素手で洗い物してたら、心配されてゴム手袋買ってくれたし。家で洗い物する時も使ってたけど、職場じゃ駄目かなあとか思いつつ、使って良かったのか、と安心。というか要らん心配ばかりさせて悪い気もしたが。

あかの他人の一般市民の相談にまで乗らなきゃいけない保健師の人が大変なのは分かる。けど、乗られる方もそれはそれで結構な気苦労。というかそんな気苦労を感じる方がおかしいのか。本当に、保健師って面倒な職業だよなあと思う。せめて一般職よりも給料たくさんあげて。そういう事でもないか。

どうでもいい余談。医大は、週に1回医学部の学生が教授と来るんだけど、あいつらのモラルは何とかならんものか。元来人の集団が苦手ってのはあるけど、陰でクスクス笑うのやめろマジで。オッサン結構傷つくぞそういうの。笑い者にしてもいいけど、せめて終わって見えないところでしろ。エリートならその位判れ。