「某市保健所健康課臨時職員」これが今の私の立場である。こんな事、サイトで言う事でもないのは百も承知であるが、「公的機関」に勤めてるんだからいいだろ、という思いと、いろいろネタに出来そうな事もいっぱいあるし、職業ネタってサイトも一生に一度はやってみるのもいいかも、とそんな理由で始めてみた。公的機関だから公(おおやけ)にするけど、多分今後一生身分をさらけ出す事もないだろう。電話番号とかネットで普通に出てるしな。サイト見てる人が調べてかけてきたりしたらたまったもんじゃない。

 しかし自分の最初の職場がまさか役所になるとは思ってなかった。って自分の人生だろうが。とりあえず、「市役所の臨時職員」になる事は採用試験に通った時点で決まっていた。成績順に決められたんだけど、10月からの1年採用枠にあと一人のところで入れず、しょうが無いから11月からの1年採用枠に入った。そしたら「保健所の臨時職員」となったわけである。だからまあ、あと一人の所で入るか入らないかの分かれ道だったからなんとも不思議な物を感じる。市役所の臨時職員でなんで保健所だよ、と思われるかもしれないが、「某市保健所」は市の出向機関なので一応市の職員ということなのである。他にも水道局とかゴミ収集センターとか某市美術館なんかもそうだが。

 それはいいとして、11月からの1年採用は他にも4人いて、何で私が保健所に配属されたんだろう、と言うのはどうにも疑問である。他の4人がどこに配属されたのかは皆目見当がつかない。人事課が、「後はこちらで配属先を勝手に決めます」と言っていたけど、まさかねえ。いや、保健所の方が本庁よりも家から近いのは確かだ。その辺を配慮したのか、とも思ったりする。

 なんでそんなに言うかといえば、この「保健所健康課」、ほとんどが女性職員ばかりなんである。嘱託・臨時も含めて60人以上いるけど、男性は課長(兼次長)、参事、4月から入った専門員の医師、それに男性の保健師、そして私の5人のみである。別の棟に「予防検診係」という別の係があり、そこは男性の方が多いけど、私がいる1〜4係はほとんど女性だ。最初行った時、完全に面食らってしまった。見渡す限り女性しかいない。その時は専門員の医師もいなかったから、余計に少なく感じた。

 別にそれが不満じゃなくて、何でそんな女性ばかりのところに男性の私を入れたんだ、というのがかなりの疑問なんである。他の11月採用の4人全て男性だったなら分かるけど、でも流石にそれは無いだろう。女性の方が受けてる人多かったし。まあ、やたら力仕事頼まれるから成る程それでか、とは思ったりするけど。