私の住む市で、この7日に「ギネスに挑戦!!全市いっせいごみ拾い大作戦」というのがある。平たく言えば、みんなでごみ拾いしよう、その人数でギネス記録を作ろう、という事なのだが。今の記録が、北九州市の7万4千人前後、目標は7万5千人とか。ちなみに北九州市の人口が100万人弱、私の住む市が459,129人(←YAHOOの地域情報より)。この時点でもう無理っぽいけど。

元々が、職員から集った地域振興企画の一つだった訳だが、そもそも北九州市の真似してるんだから、仮に達成してもすぐに抜き返されそうな企画だが。それはそれ、か。思い出は目減りしないし。

しかし、根本的な疑問、何故8月7日?夏の一番暑い盛り。夏休みで子供も参加、と言うのは分かるが、それなら7月でも8月21日でも28日でも良かっただろうに。しかも8月は5日、6日、7日と、県内で最大の祭りがこの県庁所在地である市で行われる。その時期にやるか?ひょっとしたら、祭りで出たごみを拾う、って意味もあるのか。それにしても、やるなら秋とか涼しくなってからすればいいのに。

やっぱりタバコの吸殻や缶・ペットボトルが多いんだとか。喫煙者は、一度ごみ拾いをすると二度とポイ捨てしなくなると言っていたがどうなのかねえ。前も書いたけど、私が小学生の頃の担任なんか、校内美化清掃の直後に校庭にタバコポイ捨てしてたし。昔は、汽車からタバコや弁当の容器を投げ捨てていたというからな。現代人のほうがモラル良いのか。

喫煙者でも、ポイ捨てする人間のせいで肩身の狭い思いをしている人もごく少数ではあるがいるらしい。似てるかどうか分からないが、缶ジュース好きの私としても、空き缶をポイ捨てする人間に腹が立つ。これだけ自販機の周りにゴミ箱置いてあるのに、何でそこに捨てないのか。

タバコの吸殻はごく小さいから捨ててもいいが、缶やペットボトルは駄目、という人も多そうだな。同じゴミなのにな。大小関係なかろうに、「ゴミを捨てる」というモラル違反からすれば。と言うか、新聞の読者投稿欄に投稿する人の精神性ってそんなもの、って気もするが。

それにしても、根本的な問題だけど、「捨てる人」がいるから「拾う人」がいるのか、「拾う人」がいるから「捨てる人」がいるのか、どうなんだろうか。市長の報告にも「もう拾うゴミがなくなり、ゴミを捜して回っているような状態です」とかあったしな。目的と手段が、ねえ。そもそも、ゴミを平気で道に捨てるような人間がこの運動に参加する訳ないしな。難しい問題だ。