ゆとり教育の見直しだとか。ゆとり教育にしろ詰め込み教育にしろ、大事なのは「どっちかをやり切る」事にあると思う。大人がそんな浮ついた気持ちでやって、コロコロ変わるのが一番タチが悪い。折衷案が良いこともあるけど、悪いことも多いと思うが。「8月13日」に「靖国神社に参拝」する人みたいに。何年前の話だよ。

新聞にもあったけど、勉強時間そのものは他国と変わらないのに差が生まれてる、ことに注目した方が良いと思う。中学生の時、英語の教科書で知ったんだけど、欧米では週休2日は当たり前らしい。日本では週休2日がやたら問題視されてるけど、欧米で出来る事が何で日本で出来ないのか、と思う。やたら欧米に右に倣え、じゃ駄目だろうけど、参考にはなるんじゃないか。

ところで、私の住む県の地元新聞の1面コラムの人間が、やたらゆとり教育に反対してて「基礎が大事だ」をやたら繰り返している。それしか書くこと無いのかお前は、って位に。そういう意見なら別にいいんだけど、逆に言えばそいつ自身は詰め込み教育で知識豊富、教養人です、って事が言いたんだろうけど、その割にそいつの意見がどうもねえ。保守的な考えで絶対に他の意見を聞き入れない、いくら科学的な根拠が無かろうと自分の意見は絶対、という思考の柔軟性の無さ。若い世代が「男が仕事、女が家庭・育児」という考えに反対の割合が上回った事に対する明らかな不満表明。こんな奴が牛耳ってる会社嫌だな。と言うかメディア媒体としてどうだか。

それ以上に、今この県が抱えてる問題、例えば港の埋め立て問題が大きな騒動になってるんだけど、その事に一切触れていない。メディア人なら間違いなく触れなければならないだろうに。この辺が「もう終わってる」感出まくりなんだが。更に凄いのは、読者投稿欄に、このコラムに対して批判的なものは一切載せないということである。賛成意見は見るけど、批判意見は見ない。確実に、載せたら文句言われるから載せない、という担当者の考えが出まくり。賛否両論あって然るべきだろうに。もうとてもまともなメディアとは思えない。

こいつ自身が良い例になっている。「いくら知識を詰め込んだ所で考えに柔軟性のない人間なんて使えない」って。ま、地方新聞の一面コラムなんてそんなもんっちゃあそんなもんだろうけど。